はじめにこんにちは!皆さんにとって、ウェブサイトやアプリケーションは、私たちの生活に欠かせない存在となっていますよね。隔たりなくみんなが快適に利用できるかどうか、考えたことはありますか?さまざまな方が、さまざまなデバイスを使い、さまざまな状況でウェブを使うようになった今、あらゆるウェブコンテンツにとって、ウェブアクセシビリティは必要不可欠な品質です。なぜウェブアクセシビリティが必要かウェブアクセシビリティは、すべての人がウェブコンテンツにアクセスし、利用できるようにすることを目指しています。視覚障害や聴覚障害を持つ人々、さらには一時的な障害を持つ人々も含め、みんなが情報にアクセスできるようにするためには、ウェブが彼らのニーズに対応していることが必要となります。改正障害者差別解消法が2024年4月施行2024年4月1日から事業者による障害のある人への合理的配慮の提供が義務化されます。改正障害者差別解消法により、事業者による障害のある人への「合理的配慮の提供」が義務化されます。これは、障害を持つ人々が十分なサービスを受けられるようにするための重要な法改正です。この法改正により、ウェブアクセシビリティの向上がますます重要視されることになり、障害を理由とする「不当な差別的取扱い」を禁止するとともに、障害のある人から申出があった場合に、負担が重すぎない範囲で障害者の求めに応じ合理的配慮をするものとしています。訴訟に発展したケース2019年には、米国歌手ビヨンセの公式WEBサイトの運営会社が全盲のファンによって訴えられるというニュースはご存知の方もいるかと思います。これは「全盲のユーザーにはウェブサイトが使えない」事に対して訴訟を起こしたものです。誰もが利用しやすいウェブの実現2024年4月1日以降は、これまでの努力義務から義務化へと変わります。ウェブアクセシビリティの目標は、みんながウェブサイトやアプリケーションを快適に利用できることです。そのためには、楽しく利用できるウェブを実現するための対策が必要です。まずは現状を客観的に把握し、ウェブアクセシビリティ方針策定ガイドライン「JIS X 8341-3:2016」に沿って改善点を洗い出すことが重要となります。その評価をもとに改善計画を実施し、効果を確認します。関連リンク:ウェブアクセシビリティ方針策定ガイドライン >どんな改善点が挙げられるでしょうか?わかりやすいポイントを3つほど挙げてみます。代替テキスト:画像や動画などの非テキストコンテンツには、代替テキストを提供することで視覚障害の方でも、ウェブを楽しむことができるようになります。キーボードでナビゲーション:マウスを使わなくても、キーボードだけでウェブサイトを自由に探索できるように設計することで視覚障害の方もウェブを楽しむことができるようになります。コントラスト比:色覚異常を持つ方や視力が低い方も、ストレスがなく、見やすいウェブを提供する必要があります。ウェブアクセシビリティは、みんながウェブを楽しめるようにするための必要な取り組みです。私たちは、障害を持つ人々だけでなく、誰もが自由にウェブを利用できるようにするために、一緒に取り組んでいきましょう。ウェブアクセシビリティのご質問、お困りの方はお気軽にご相談ください。関連リンク事業者による障害のある人への「合理的配慮の提供」が義務化されます >対話が重要 障害のある人への合理的配慮 >